辛くても諦めずに動くことが人生のコツ(2)

この質問は、私が御蔭さんに最も尋ねたかったことだった。
ここTry:Design.に訪れてくれる人は、人間関係のあり方を変えたいと考えている人が、
多く訪れてきている。
そんな方達には、転職先でのコミュニケーションにおいて、
実際に使える生きた技となるに違いない。

御蔭さんはインタビューの中でこの問いにこう答えている。

1.常に笑顔でいること。
2.相手に質問を投げ掛ける前に、自分の事を話すこと。
3.相手の特性を見抜いて対処する。

1.常に笑顔でいること。

笑顔でいることは、日本における社会生活では基本だ。
仕事歴40年のキャリアを持つ御蔭さんも笑顔を一番に掲げるのだから、
やはり笑顔の力は偉大なのだとひしひしと感じる。

笑顔でいることの大切さを、
御蔭さんは”細胞が活性化する”という独自的な理論で説明してくれた。

笑顔はコミュニケーションにおいての潤滑剤のようなものだが、
それ以上に、自分の身体を活性化させ、
毎日を充実させたものにしてくれる作用があるということなのだ。
だから、笑顔は”自分にとって”いいものなのである。

ビジネス書や面接本を読んでいると、必ず笑顔の話がある。
「笑顔でいろ、笑顔が一番。」
しかし、そのようにビジネス書に笑顔でいることを努力するように書かれていると、
どうしてもビジネスとしての、または他人のための心のない形式的な笑顔になりがちなのだ。

でも、実際は違うのである。

笑顔とは、本来的には他人のためのものではない。
自分のためにするものなのである。

だから、どんどん自分のために笑顔を作って欲しい。
騙されたと思って笑顔を作ってみよう。

私達は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ。
会社生活が長くなると、笑顔がなくなる。
男の笑顔の回数は本当に少ない。笑顔がない生活は辛い。
しかし、笑顔でいるということを心掛ければ、細胞レベルで自分が活性化して、
楽しく働ける。
それは周りの同僚や上司に波及し、結果的に会社の効率も上昇するのである。

2.相手に質問を投げ掛ける前に、自分の事を話すこと。

傾聴する力が就活の基礎力として取り上げられているが、
人間関係において大切なことは、心を開いてもらうことだと御蔭さんは話す。

相手のことを詮索するよりもまず、自分の話をしなさいと、力強く話してくれた。

もちろん同僚にしたくないプライベートの話もある。
だから自分ができる話、くだらない話から始める。
すると、お互いの共通点などが見つかり、話が弾み始める。
コミュニケーションはそのようにして始まる。

言葉を口にするのが苦手な人は、くだらない話を転職した環境において話してみよう。
「私、フルーツが好きなんです。」
「私、〜線沿いに住んでて、朝電車嫌なんです。」

相手と会話をするというハードルが下がった気がしないだろうか?
こんなもので良いのだ。
難しく考えなくて良い。ごく簡単な会話でコミュニケーションには火が付く。

相手に興味を示すというのはそれだけで素晴らしいことかもしれないが、
自分のことだけ隠して、偉そうに上から相手のことだけ都合よく聞くような態度は避けないと、
あなたと話す人が苦痛になってしまうのである。
コミュニケーションにストレスを感じるような間柄では、仕事は捗らない。
何より、心に毒である。
是非、自分から話を打ち明けるという簡単な技術を会話に取り入れて、
自らコミュニケーションを良くしようとする試みをしてみて欲しい。

3.相手の特性を見抜いて対処する。

特性を見抜くとは、

相手に柔軟に合わせるということだ。
柔よく剛を制すといいうことだろう。

話をするのが好きな人、嫌いな人。
プライベートには線を引く人、引かない人。
仕事で相談に乗られるのが好きな人、嫌いな人。

人間関係を円満にする上で、つぶさに一人一人を見なくてはいけないのである。
人間関係といっても、結局は一対一の会話だ。
つまり、一人一人を個人として捉えて、
一人一人をマイノリティとして話すという配慮が必要になってくるのだ。

「あれ?この話Aさんにしたら喜ばれたけど、
Bさんは機嫌悪そうにしてるし、というか怒っているな?」
「Bさんって冗談通じないやー、つまらない。」

そのような経緯があって、Bさんにすぐに嫌悪感を抱くのは幼すぎる。
Bさんに適したコミュニケーションを、あなたが探る努力を試みるべきなのである。

人を簡単に嫌いになるのは勿体無い。
もちろん、生理的なものもあるかもしれないが、
職場で人を一人嫌う度に、その職場にもう行きたくなくなる感覚というのは強くなる。
嫌いな人が増えるたびに、職場での居辛さは2次関数的に上がっていく。
これは私の体験としての感覚だ。

議論において、ヒートアップしてもそれは議論としてのヒートアップであり、
それを人自身を嫌うということに消化しない考え方を転職の前に
理解しておかなければいけない。

転職をしたばかりは、プライドが傷つけられることが多いと思う。
しかし、人間関係を是非円滑にすることを心掛けて欲しい。
職場というのは、人間関係次第で全てが変わるのである。

最後に御蔭さんは3つ教えてくれた。

1.人と物事、及び世の中の本質を見抜く眼力を養う。

2.健全な体を養う。(タバコは絶対NG!)

3.世の中に貢献する意志と生き方を若いうちからもって欲しい。

1.人と物事、及び世の中の本質を見抜く眼力を養う。

取材を通して一貫して言われてきたことだが、
御蔭さんは、あなたが誰かに流され、誘惑され、騙されないことを願っている。

それを防ぐために、人の本質、物事の本質。
そして、それらがある世界の本質に触れて欲しいと話していた。

本質とはなかなか難しいキーワードである。
そのような抽象的な世界の本質を理解するのは1日、1ヶ月で掴めるようなものではない。
だから、転職をしているあなたに私がお勧めするのは、
仕事の本質を考え、知ることだろうと考えている。

仕事とは何なのか?

この問いは、転職活動においては必須の問いかけだ。
この問いに腑に落ちる解答をはめることができれば、
働くということがあなたにとって金稼ぎ以上の意味のある活動になる。

それは、笑顔が絶えない生活にきっと繋がるはずだ。
仕事とは何なのだろう?是非頭をひねって、心で感じて答えを絞り出してほしい。

2.健全な体を養う。(タバコは絶対NG!)

「身体の調子が悪くなると、考え方が変わる。」

これは私が取材をしていて印象に残っている御蔭さんの言葉だ。
心と身体は連動しているから、身体が不健康になると、心も不健康になるということだ。

私はバスケットに一生懸命になっていた時期がある。
選抜に選ばれることを考えて練習に励み、大会に出たのが高校2年生のときだ。

しかし、そこで私は松葉杖を3ヶ月つく大怪我をした。
そこからの私はとにかく心が落ち込んだ。

もう、バスケができない。
エースとしての役割を果たせない。

結果的に弱かった自分はこのマイナス思考から抜け出せず、
多くの人の叱咤激励と助けを借りて、立ち直ることができた。

だからできるだけケガや病気をしない大切さというのには、
心の底から頷ける。

病気というのは、身体だけじゃない、心をも蝕むのである。
健康に留意して、食生活や睡眠をできる限り規則正しく取るべきだ。

3.世の中に貢献する意志と生き方を若いうちからもって欲しい。

世の中に貢献するというと、とても偉大なことのように感じる。

けれど、サラリーマンでも政治家でも弁護士でも何でもいい。
とにかく、人を騙さない真っ当なやり方で仕事はした方がいいと話してくれた。
人を騙す職業というのもある。
もちろん、会社にもよるのだが、業界的に怪しい分野もあるということだ。

人を騙さない職業という選び方も私は今回面白いと感じた。
新鮮な考え方だった。

ちなみに貢献したい意志を持つのも簡単なことではない。
だから、
そんなあなたには、あなたの彼氏彼女、両親、兄弟、友人、祖父祖母のことを思い浮かべてほしい。
あなたにとって大切な人を思い浮かべるんだ。

あなたが大切にしている手の届く10人にあなたは何をしてあげられるだろう?
そもそもなぜ貢献したいのだろう?

ヒントはいつも足元にあるはずだ。

騙されて欲しくないという話が御蔭さんとの中であった。

インターネットの求人広告には、自分の会社をこれぞとばかりに、
褒め称え、働きやすい会社だとどこもが言っている。

それは自社の広告なのだから当たり前の広報の仕方かもしれないが、
今回の御蔭さんの話から分かるように、それはありえないことだ。

インターネットには美味しい情報や広告、あなたを喜ばすコンテンツばかりだ。

失敗や後悔なんて載っていない。
成功した話ばかりが蔓延している。
しかし、やはり全てが良い、全てが成功する。
そんなうまい話はないのである。

御蔭さんが話してくれた話は全て、後悔から学んだことである。
だから説得力があった。

Try:Design.でも嘘のない心がある情報を発信していきたいと、
今回改めて身が引き締まった。

世界には法則がある。
世界にある法則を理解すると、自分の生き方そのものが全く変わる。
自分が心の拠り所とできる判断軸ができる。
主役には自分の軸、考えがある。
法則を知るというあり方は、私達が主役として生きるために必要な考え方だ。

法則とは、
あなたが抗えない絶対な敵として存在しているのではなく、
あなたのセカイが輝くことを手助けしてくれる最良の光なのだ。

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