新しい人間関係を過去の苦手意識で無駄にしないこと。

あなたは苦手なものがいくらだけあるだろう?1つ?2つ?
そして、その苦手なものに似たものを見ると、
拒絶反応を引き起こし、苦手スイッチがオンになることはないだろうか?

苦手になると厄介なのが、対人関係だ。

今日は、今まで苦手だったからといって、即座にその相手に対して世界を閉ざすのは、
勿体無いことだと、あなたに気づいて欲しいと考えている。

私の知人からお話を聞いたのだが、
保険のセールスレディは日々営業ノルマに追われ、あくせく働いている。
毎日のように電話をかけ、コミュニケーションをとって、
契約に結びつくように信頼関係を築いていく。

その知人は、セールスがとても嫌いだった。
特に保険という商品は一般的に煙たがられる商品だ。

ただでさえ売り込みにくい商品であるのに、
特に厄介なのが、クレーマーだ。

偉そうで、態度がでかく、理由もわからず怒られる。
第一印象は最悪だ。

こんな客誰とも会いたくないだろう。

私も販売の仕事をしている時の、偉そうな態度の客は大嫌いで、
積極的に売り込まないことが多々あった。
心が傷つき疲れるのが嫌だからだ。

販売や営業をするなら、お客様がニコニコしていて、
対応が丁寧で、穏やかな人が良いに決まっている。

けれど、この話の最大のオチは、とても興味深い。

保険の商品を契約してくれるお客様は、
第一印象が最悪なお客様なのである。

ニコニコしてくれる人ほど、契約率が圧倒的に低いのだ。
全く憎たらしい話だ!

私の会社員時代の部署を取り締まる上司は、
とにかく怖かった。

あの時私は22歳で、相手は55歳。
3つ上の先輩に恐れていた学生時代を経ているのだから、
55歳の上司が怖いのは当たり前かもしれない。

仕事に厳しく、2回目のミスは許さない。
私は、その当時起業のことばかりを考えていて、
本来全うすべき仕事をアルバイトのような感覚でやっていた。

とても失礼なことだった。
そんな態度だから、仕事はミスをするし、進歩はとても遅い。

私はほぼ毎日怒られていた。
当然の報いだが、当時の私は、上司に会うことを避けるくらい怖がっていた。
面白いことに、上司も私と会うのに気まずくなっていた。
私が怒らせ過ぎていたのだ。。笑

毎日会うのが辛かった。
自業自得はまさにこのことだが、人間関係がこんなに辛いものであるのか、
とはじめて痛感したときだった。

その年末に私の祖母が亡くなった。
私は勤務中にも関わらず泣いてしまった。

ミーティングで上司と会った。
上司に涙の理由は言わなかった。
上司も涙の理由は聞かなかった。

その年末のあるとき、忘年会があった。

上司も来るだろうし、
行きたくなかったが社会人はじめての経験だし行くことにした。

不運なことに部署ごとに席が設けられていて、上司は私の正面の席だった。
また、ここでも怒られるのかなと思って暗い気持ちになった。

しかし、上司は私にとても気さくに明るく冗談を話してくれた。
別人のようだった。

その上司はちなみにカツラだった。
確かにその時もカツラをかぶっていた。
間違いなく私が苦手としている上司だった。

ビクビクしながらも、たくさんいじってもらえて、
たくさん笑わされた。

清算している間に、上司がいつもと違いませんか?
と、チームの女性の先輩に聞いた。
聞けば、上司は冗談をいつも言いたくてしょうがない明るくユーモアのある人のようだ。

また、清算中に、別の人からあることを打ち明けられた。
「あなたとは一緒に帰っちゃいけない、と部署の女性は言われてたの。」
「変な噂が立ってあいつのキャリアを傷つけたらいかん、って最初の日に言われたの。」

私はそれを聞いて、女性が私を避けて帰るのを思い出した。

忘年会の帰りは上司の車で家まで送ってもらった。
家にたどり着くまでの車内の中で、上司は私にこう言ってくれた。

「色々あったが、一年よく続けた。仕事は仕事だ。
息抜きは息抜きで楽しもうや。」

もう、その言葉で私は涙が溢れ出しそうだった。
家に着き、助手席から降りると私は上司に向かって、
本当に大声で一年分の謝罪をした。

私はその上司が大好きになった。
翌年、私は全国1位の売上を取得している。

あなたが苦手としてきたジャンルの人は、
転職先にいるかもしれない。

しかし、どうせ一緒だ!私に悪影響をもたらす!
と判断するのは早すぎるのだ。

保険の契約を結んでくれるのは、
ツンツンして、印象が悪い人であることはびっくりしたかもしれない。
こんないちゃもんばっかりつける人が契約を結んでくれるはずがない!
と誰もが思うだろう。

しかし、契約を結んでくれるのは、そういったクレーマー寄りの人なのだ。
偏見の目を持たず、そういったクレーマー達と関わってきた人が保険の営業成績が良いのだろう。

私の話でもそうだ。
私は怒鳴ってくる人がとにかく嫌いで、上司は嫌いなタイプだと常々思ってきたが、
実は私に誰よりも熱い思いを注いでくれる人だった。
今では尊敬する上司である。

2つの例を見ると、
人を偏見の目で最初から見ないことが、
人生にとってメリットになるか分かってもらえたと思います。

仕事の成果が上がり、人間関係に無駄に苦しむ必要も無くなるのです。
ストレスの原因を作っているのは、苦手意識を持って人を偏見のフィルターで
見ている私たち自身なのです。

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